大学生が塾バイトを一年続けた結果
[voice icon="http://aqutella.com/wp-content/uploads/2019/06/IMG_5063.jpg" name ="りゅうせー" type="l"]
先日やっと期末テストが終わりました〜
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去年のGWぐらいから塾講師のバイトを始めてだいたい一年が経った頃なので今日は塾講師に関する記事を書こうと思います。
塾講師をやって少し大変だったことからバイトの中で得たものまでたくさんのものがあるので出し惜しみせずに書いていきます。
ちなみに僕が働いているのは個別の塾です。
- 塾講師のバイトを始めようか悩んでいる人
- 塾講師のバイトで自分に何か得られるものはあるの?って思っている人
- 塾講師のバイトは楽しいの?って思っている人
結論からいうと
普段の学校生活では身につかない能力がたくさん身につきます。
教えること、子供が好きな人は絶対に楽しいです。
コミュニケーション能力
塾バイトをしていて一番にこの能力が向上したと思っています。
僕が働いている塾は一人の講師に生徒がずっと固定という訳ではなく、毎回違う先生が受け持つので初めましての生徒が月2,3で回ってきます笑
塾講師のバイトを初めて半年くらいは初めての生徒やあまり受け持つことのない生徒にはどうやって接すればいいのかわからず、かなり冷や汗をかいていました。
しかし会社からは
授業前にはアイスブレイクをして、生徒が質問しやすい環境を作ってください
と言われていたのでなんとか頑張っていました。
初めて受け持つ子に対して、質問をしたときにあまり答えてくれない生徒がいると
俺の質問が悪かった?でも変な質問はしていないよな・・いや、しかし・・・
と頭の中でその生徒になんて思われているか一気に考えてしまてって思考停止することが時々ありました。(自分の少し悪い癖)
そんな僕でしたが、今では焦ることなく冷や汗をかくこと無くアイスブレイクを行えるようになり、人見知りも解消できました。
生徒の趣味を聞いて、自分が知っていることならそれについて話しますし
もし知らないことなら生徒に教えてもらいます。
自分が好きなことを共有したり、誰かに話したりすることが嫌いな人はいないのでこの方法が一番だと思います。
あと、持ち物に気づいてあげると結構話してくれます。
この前あったのが、ストームトルーパーをカバンにつけている子がいて
俺:「これストームトルーパっていうんだっけ?」
生徒:「わからないです。」
俺:「え、知らないのにつけてるの?!」
生徒:「推しが好きなんです。」
俺:「なるほど!推しが好きだから私も好きみたいなね笑」
「わかる。俺も推しがディズニーが好きだから好きになった」
みたいな会話たことがあります。
この時が初めて受け持った時ですが、かなり打ち解けることはできました。
自分がしてもらって嬉しいことをしてあげることが仲良くなるためには一番の近道だと思っています。
伝える力
まだまだ完璧とは言えませんが、一年前よりついていることは確かです。
一年前は、自分なりに説明はしても生徒の顔が曇っていたり同じような一度では理解してもらえないことがありました。
もともと教えることが好きで、そこそこ自信はあったものの勉強になるとここまで難しいとは思ってなくて少しショックでした笑
しかし、最近では平方根と等式変形についての説明をしたときに「なんでこうなるんですか?」って聞かれて一つずつ細かく説明してくと
わかりやす!
って生徒に言われたのでその瞬間めちゃくちゃ嬉しかったです。
(心の中で「ありがとうございます!!!!!!!」って言った。)
多分この力がついたのは小学生から中学生の授業を多く受け持ったことにあると思います。
小学生は色々なことの関連知識が浅く、知らないこともたくさんあります。
その中でいかにわかり易く伝えるかが鍵になってきます。
小学生の上位クラスになると、中学で習うことを小学校までの知識で解かなければならないことが出てきます。
そして、わからない問題が出てきたときにヒントや解説をしてあげなければいけません。
また、中学生では逆にある程度知識がついて来たことで「この方法しかない」と思いがちです。なので、それ以外の方法があることとそれをどうやって使うのかを気づかせてあげなければいけません。
おそらくこれらのことを繰り返すうちに自然に身についた力だと思います。
だから、人に何かを伝えることが苦手な人やなかなか話がわかってもらえない人は噛み砕いて伝えることを意識してみてください
当時の自分ができたからと言って他の子ができるとは限らない
人の経験や能力は同じ人がいないのは当然のことです。
なので、自分にはできても他の人にはできないことがあるし、他の人ができても自分にはできないことはあります。
しかし、僕はこのことに気づくのが遅すぎました。
最初の頃は「この塾に来る子はみんな俺より優秀なんだろうな」って思っていました。
なので「当時の俺ができたんだからできるだろ」ってタカをくくって、
中学の頃に勉強せずに英語ができていた僕は英語ができない子に対して、英語ができるようになってもらいたくて宿題をたくさん出したり、「なんでできないの?」くらいの気持ちになったりしていました。
でもこれは大間違いで、一番後悔しています。
このことに気が付いてからは、ちゃんと一つずつわからないところがないか質問しながら聞くようにしています。
また、英語を楽しいものだと思ってもらいたいので英語の選択問題で間違えていればその状態で日本語にして、おかしいことをわかってもらっています
たまに大爆笑されます笑
逆に当時数学ができなかったので、数学ができない辛さやつまらなさはわかるので一つずつ段階を踏みながらわかり易く教えているつもりです。
(さっきの伝える力を見てもらえたら伝わるはず!!)
素直の大切さ
塾にいると成績が伸びる子と伸びない子の差がだんだんとわかってきます。
それは素直さ・愚直さです。
テストでいい点数を取って来る子っていうのはとても素直で授業をしていても、とてもやり易いです。
その上、褒めると宿題をやってきてくれる純粋さもあるからこそ努力が直接的に実になるんだと思います。
しかし、素直ではない子もいます。
そういう子はどうしても自分の方法で問題を解こうとしたり、自分が正しいと思っていて答えが違うと質問の嵐です。
自分は必ず自分の方法で問題を解こうとしていたので、こっち側です。
こういう生徒たちに出会って、初めて自分がひねくれていたことに気づきました。
もし、中学生の時から塾の先生の話を素直に受け止めることができたら今とは違う大学に通っていたのかと思うと少し羨ましいです。
そのおかげで今は少しづつですが、自分に素直になれています。
まとめ
僕があげた通り、塾のバイトでは様々なことを得ることができます。
他の飲食店や本屋さんのバイトとは違い、年下と話すのでここであげた以外のことにも気づくことができると思います。
教えること、伝えることはきっと何歳になってもしなければいけません。
また、生徒とは勉強以外のことを全く話さない訳ではないのでとても楽しいですよ。
もし、あなたが今塾のバイトをやろうか悩んでいるなら一度やってみてはいかがでしょうか。
ここまで読んでくれて、ありがとうございます。